汗をかく原因と部位ごとの対策について(顔汗・頭皮の汗・脇汗・腕の汗・背中の汗など)

汗は全身で同じように出るのではなく、部位による違いがあります。

今回は、汗をかく原因と部位ごとの対策について簡単にまとめました。

汗をかく原因と部位ごとの対策

一般的に、胸や背中のような体幹部のほうが、腕などの末梢部よりも汗の量が多いです。体幹部でも特に脊柱近辺では汗の量が多くなります。

また、カラダの中で最も多く汗をかくのは額です。これは、生命を維持するために最も大切な器官であり、なおかつ熱に弱い「脳」の温度を一定に保つために重要な仕組みだと考えられます。

また、性別や年齢によっても汗のかきかたに違いがあるようです。男性と女性で比べると、どの部位でも、男性のほうが女性よりも汗をかく量が多いようです。

顔に汗をかく原因と対策

運動不足や涼しい場所に長時間いることで極端に汗をかかない状態が続くと、心臓から離れた体の末端部分(手や足)の汗腺が働かなくなります。そして、代わりに筋肉がよく動く顔からの発汗量が増えると考えられています。

顔面多汗症の直接的な原因についてはまだ解明されていませんが、このような運動不足や自律神経失調症、遺伝などが原因と考えられています。

頭皮に汗をかく原因と対策

頭皮の汗は胃腸系の弱りが原因です。

熱いもの、冷たいもの、辛いもの、甘いものなど、刺激のあるものを食べすぎで、おなかが弱って冷えると、からだの熱が頭に上がり、頭皮から発汗します。

対策はシンプルに大食い・早食いに注意するだけでOKです。

首に汗をかく原因と対策

首に汗をかくと髪の毛がベタッとくっついたり痒くなったりするので一番気になります。衣類などの襟元がよごれる原因にも。

首の汗は肝臓の疲れが原因です。肝臓は身体にとって毒となる成分を解毒する臓器で、疲労がたまりやすい特徴があります。そんな肝臓がうまく機能しなくなると、解毒をうまくできず、イライラがたまって自律神経が乱れやすくなります。

タウリンを多く含むしじみやタコ、えびも積極的にとりいれるようにしましょう。タウリンには、肝細胞の膜を丈夫にし、肝臓の解毒能力を強化する働きがあります。

脇に汗をかく原因と対策

わきの場合では、常に肌と肌が密着していることが大きな要因です。

もちろん緊張や運動でもかきますが、あまりに量が多いようだと衣服のシミになることがあり、コンプレックスに発展してしまうかもしれません。

市販のシートなどを使って、対策をするのがおすすめです。

腕に汗をかく原因と対策

腕にかく汗は、更年期の可能性があります。

女性ホルモン低下による自律神経の乱れで急にほてって、ドバーッと汗が出る場合は更年期の対策を行ってください。

背中に汗をかく原因と対策

そもそも汗は体温調節のためにかきます。そして汗腺と呼ばれる器官から汗が分泌されることになるのですが、この汗腺は全身に数百万個あります。このうち、実際に活動しているのは半分程度であると言われていますが、汗腺が衰えているとさらに活動数が減ってしまいます。

このため、汗腺が衰えることでどんどん限られた場所ばかりから汗が出るため、汗腺が多い背中だけ異常に汗をかいてしまうというわけです。

そのため、適度な運動をおこなってしっかり汗をかき、汗腺を鍛えることが重要です。

汗を予防するには

汗が気になる方は、以下の4つを試してみてください。

1:夏も必ず入浴する

ぬるめのお湯にゆっくりつかると自律神経が正常に働くようになり、過剰な汗を防ぎます。入浴前にはコップ一杯の水を飲んでおきましょう。

2:なるべく温かいものを食べる

冷たい食べ物や飲み物は胃腸を冷やし、自律神経が乱れる原因に。なるべく温かいものを食べるようにしましょう。

3:スパイスよりも薬味

シナモン、ナツメグなどの刺激のあるスパイスは発汗作用があります。スパイスよりも薬味がおすすめ。

4:適度な運動

筋肉を動かすこと。歩くだけでもOKです。適度な運動は自律神経の正常化に有効です。

おわりに

このように、汗かきと言っても、汗をかきやすい場所には色々な部位があります。

汗にも心配無用なものから要警戒なものまで様々ですし、一概に良し悪しの判断は出来ません。ですがその量が異常だとか臭いということになれば、何かしら体内からのサインが出ています。普段かかない場所で量が増えたりした際にも、気に掛けておいたほうがいいかもしれません。

仮に衣服のシミになるほどかくようであれば、一度医療機関で受診をしてもいいでしょう。