半側発汗とは?その仕組みやメカニズム。半側発汗で汗を止める具体的な方法についても

半側発汗(はんそくはっかん)とは体の条件反射の一種で、体の一部を圧迫すると、その反対側の発汗が増える現象のことをいいます。

たとえば上半身を圧迫すると、その半側の下半身の皮膚の温度が上がり発汗が増え、それにより上半身の発汗が抑えられるといった現象が「半側発汗」の一例です。

このように体は、上下左右いずれかの場所で圧迫した側の汗は減り、代わりに反対側の汗が増えるという仕組みを持っているので、それを利用して一時的に汗を止めることが可能だと言われています。

半側発汗の仕組みを利用して汗をかかないようにしている例として、よくあげられるのが舞妓さんです。

舞妓さんは、帯を高い位置で結ぶことにより上半身を圧迫することで、顔汗をかかないようにして化粧崩れを防いでいます。

また、夏の暑い時期に横になって寝ていると、下になっている側の汗が減少し、反対に上になっている側の汗が増えている、という経験をした方もいるかもしれませんが、これも半側発汗の一例です。

半側発汗で汗が止まる理由として、皮膚を圧迫している部分は汗の蒸発を妨げていることから、体が汗を出しても無駄だと判断しているからだという指摘もあります。

半側発汗で汗を止める方法

さきほど、横になって寝ていると下になっている側の汗が減少し、反対に上になっている側の汗が増えるという話をしましたが、この働きを利用して寝汗の量を減らすことができます。

たとえば、敷布団を硬めのものにして仰向けに寝ると、背中側が圧迫され、汗が蒸発しやすいお腹側に汗をかくことになるので、効率よく体温が下げられ、結果的に寝汗の量も減ります。

快適に眠りたい方は試してみてはいかがでしょうか。

また、体の一部を指で圧迫するという方法も、半側発汗の仕組みを利用して汗を止める効果が期待できます。

たとえば、緊張したり、不安な気持ちで顔汗が多くなってしまうようなときは、胸の上部を両手で圧迫してみるとよいといわれています。

胸の上部が圧迫されることで半側発汗機能が働き、顔汗が抑制されるという仕組みです。

また、カラダの上下左右のワキを圧迫すると、圧迫した側の発汗が止まるともいわれています。たとえば、左上半身のワキを圧迫すると顔を含む左半身の汗が止まる、そういった仕組みです。

脇汗についても、右手のこぶしで左側の脇の下、左手のこぶしで右側の脇の下を圧迫すると汗が止まる効果が期待できます。

重要な点は、必ず両側の脇の下を圧迫することで、左側の脇の下を圧迫すると顔の右側と右上半身、右側の脇の下を圧迫すると顔の左側と左上半身の発汗が抑えられるようになります。

ただし半側発汗は反射現象なので、激しい運動をした時や、気温が高くなりすぎた時などは体が自動的に体温調節をするため起きにくくなります。

また、長時間にわたり締め付けてしまうと、それだけ正常な発汗を抑えることになり、自律神経の働きが乱れてしまう場合もあるため注意が必要です。

おすすめの汗対策グッズ

以上のように、半側発汗を利用して、顔汗や脇汗を抑える方法もありますが、より効果的に汗を抑えたいのであれば汗対策グッズがおすすめです。

例えば外回りの営業から帰ってきて顔中汗だらけだったりしたら、女子社員や取引先のお客様にも不快感を与えかねませんよね。

顔汗や脇汗対策であれば、制汗スプレーや制汗クリームなどがおすすめですし、汗止め帯やベルトなども、きちんとTPOを踏まえた使い方をすれば効果的だと思います。

また、緊張で手汗がひどい方には手汗専用専用クリームなどもあります。

商品によっては返金保証などもあるので、一度試してみて、効果があるようであれば定期的に購入して、常に携帯しておくのもよいでしょう。